大分市議会議員選挙

大分市議選が明日告示で58人立候補へ!各党悩ますコロナ禍の演説

大分市議選 あす告示 58人立候補へ 各党悩ます“コロナ

逆風吹く自民「手応えつかめず」/社民は党県連最後の選挙に

任期満了に伴う大分市議選(定数44)が14日、告示される。現職43人、新人15人の計58人の立候補が見込まれている。内閣支持率が下がり、地方選で苦戦が続く自民、国会議員の辞職に揺れる公明、党として最後の県内選挙となる社民、勢力の拡大や維持を図る立憲、共産――と各党の思惑はさまざま。しかし、どの政党も新型コロナウイルスの感染拡大に頭を悩ませているのが実情のようだ。【石井尚】

現職15人全員を公認する市議会最大勢力の自民。だが、国政では菅義偉内閣が支持率を下げ、地方でも北九州市議選で議長経験者を含む現職6人が落選するなど逆風が吹いている。

だが、党市連会長の現職の秦野恭義氏(79)は「政局と選挙がどれぐらい関係が出てくるのか、分からない」と影響を図りかねている。新型コロナのため、有権者と意見を交換できる集会が開けていないからだ。

「いつもなら、多くの人と会って手応えを感じることができるが、今年は会合にさえ顔を出せない」と秦野氏は話す。

 公明も緊急事態宣言下での東京都内で深夜の会食が発覚した衆院議員が辞職に追い込まれた。市議選では現職6人を公認するが、現職の今山裕之氏(61)は「支援者から『何をやっているんだ』とお叱りを受けることがあった。影響は多少なりともある」と危機感を募らせる。

一方、社民は党県連としての最後の選挙が、この市議選となる。市議選後に立憲に合流するか社民に残るかは議員自身の選択となる。市議会から党が消滅するかどうかも未知数だ。

 社民現職の甲斐高之氏(58)は「支援者を訪ねると『立憲との合流はどげえなっちょん』と聞かれる。合流について丁寧に説明しなければならず、本題の自分の政策を伝えきれない」と話す。

一方の立憲は、党として初めての大分市議選となる。既に立憲に入党している現職2人と新人1人が立候補を予定しており、市議選を機に党勢を拡大したい構えだ。同党の衆院議員、横光克彦県連代表が予定者と一緒にあいさつ回りしている。県連の増原寛幹事長は「全員を当選させて、社民党との合流に備えたい」と意気込む。

 共産党は、前回市議選(17年2月)で4人を公認し、当選は3人にとどまった。今回は新型コロナの影響で投票率が下がると予測し、当選が見込める3人に抑えた。党県委員会の林田澄孝委員長は「『社民党がなくなるから共産党を応援する』という有権者の声もいただく。革新系の野党として存在を示したい」と気を引き締める。

日本維新の会は、議席の獲得を狙う。市議選にはほかに無所属26人(社民推薦1人、国民推薦2人)が準備を進めている。